群馬県伊勢崎市に生まれ、繊維工場を営んでいた家族のもと、テキスタイルデザイナーとしてアーティストの道を歩み始める。フリーランスイラストレーターとして活動したのち、オーストラリアに移住し、シドニーにて版画ギャラリーをオープン。移住前には日本国内で、版画グランプリ(1974年)、講談社(1971年)をはじめ数々の賞を受賞。

作品は、現在も三宝国際陶器美術館(中国景徳鎮)やニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(オーストラリア)、また、数多くの個人コレクションに収蔵されている。

グローバルな活動を広げるために2013年に景徳鎮(中国)に陶磁器スタジオを設立。2014年には有田(佐賀県)にスタジオを構え、有田を拠点に活動している。2018年にはチェンマイ郊外(タイ)にスタジオ「Maha Charm Learn」を構え、地域のアーティストと協働しながら作品のデザイン・制作・プロデュースも行っている。

作風は、日本の伝統的な紋様や浮世絵を現代的にアレンジしたもの、記憶に基づき細やかに描写された人物像、そして手作業による大胆な造形の陶磁器オブジェ(人形)など、多岐にわたる。すべての作品に、豊かな経験から生まれる即興性、一貫した想像力、そして情熱が込められている。


Photo credits: 永松 祐香

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